脱原発。知らせたいこと話しながら歩くデモ。<youtube動画UP>

2012年02月16日

脱原発。知らせたいこと話しながら歩くデモ。<youtube動画UP>


↓こちらがデモで呼んだ「原発がいらない9つの理由」です。
ブログと読んだものでは少し言い回しなどが変わっていますが、こちらも読んでみてください。
【原発がいらない9つの理由】

①原発=電力ではない
現在の原発の発電量はたったの4%です。54基ある原発はすでに4基しか動いていません。しかし電力不足になっているという話はどこからも聞こえてきません。少なくとも54基ある原発のうち50基はなくとも電力には問題がないということがわかります。東京電力は使用電力を水増ししていることがあきらかになりました。使用電力を水増しし原発の必要性をアピールしていましたが原発の発電量はたったの4%、原発がなくとも電力がまかなえることはあきらかです。電力の恩恵=原発の恩恵ではありません。原発の発電量はたったの4%なのですから。

②原発は低コストではない 
原発のコスト計算には交付金も廃炉の費用も事故の補償も使用済み核燃料の処理費用も核燃料サイクル開発運営費用も、含まれていません。発電コストが安くなるように都合のいいところしか計算に入れていません。交付金も税金、事故の補償は税金と電気代値上げ、使用済み核燃料の処理も核燃料サイクルの開発運営費用も電気代に上乗せと税金です。原発に必要なコストが原発のコスト以外で計算されています。原発に必要なコスト全てを計算すればどの発電方式よりも高コストになります。原発が低コストというのは計算の仕方で誤魔化しているだけにすぎません。

③原発=エコという嘘
原発は巨大な湯沸かし器です。原子力でなにをやっているのかと言えばその熱でお湯を沸かして、蒸気でタービンを回して発電しているだけです。原発で沸かされたお湯はその2/3を排熱として海に流しています。毎秒70トンもの温水が原発の周囲の海を暖め続けています。地球温暖化対策として推し進められた原発ですがその実、大量の温水を出し海を暖め続けているのです。

④核のゴミ処理方法がない、原発は「トイレのないマンション」
核のゴミ、使用済み核燃料の処理技術はいまだに確立されていません。どうすることもできない使用済み核燃料は福島第一原発のように原発内に燃料をためておくプールを作りそこにどんどん入れていったり六ヶ所村の再処理工場に運ばれ再処理できずひたすら大量にたまり続けています。そのたまった核のゴミをなんとかするために核燃料サイクルというものを国は推し進めています。核燃料サイクルと呼ばれる核燃料のリサイクルには再処理工場と高速増殖炉の完成が必要不可欠ですが再処理工場には2兆1930億円、このさき約11兆円に必要経費は膨れ上がると言っています。そして高速増殖炉は国費2.4兆円を費やし今も1日あたり5500万円の維持費を使いながら発電実績はほぼゼロ。どちらも税金で運営されています、私たちのお金です。それだけの税金を費やして実用化は出来ていません。使用済み核燃料を処理するための技術は現在ないのです。ならばせめてこれ以上増やさないようにするしかありません。

⑤原発には大量の電力が必要
原発は常に火力のバックアップを必要とする発電です。原発を動かすために火力発電が必要です。そのバックアップ用の火力発電をそのまま電力として利用することは簡単に出来ることです。そのまま火力発電として使用すればいいだけの話なのです。

⑥原発がないと石油に頼りきりになるという嘘
火力発電で石油が占める割合はたったの1/4程度です。残りの3/4は石炭やガスのプラントです。火力=石油というのはイメージです。石油がなくとも火力は使うことが出来ます。
そして火力発電の技術は飛躍的にあがっており環境に影響が少ない最新式のプラントもあるのです。

⑦原発がなくなると雇用がなくなるというのは嘘
原発が廃炉になったとしてもその後30年は管理をするための人手が必要です。使用済み核燃料の管理には気の遠くなるほどの年月が必要です。廃炉にしたからといってすぐに原発で働いていた人々が雇用を失うわけではありません。出来るだけ安全にきちんと管理するには沢山の人の力が必要です。簡単に捨てることの出来るものではなく責任をもって長い間管理しなくてはならないのが原発なのです。
※追記
管理するための人手はなくなりませんし必要ですが、そもそも被曝することを前提とした原発での作業はまっとうな雇用として考えるべきではなく電力会社や国が責任を持って管理するとともにいままで原発で働いていた人々には他の雇用を補償するべき問題でもあります。雇用はなくなりませんが本当はなくなっても問題がないようにしなければならない問題です。

⑧原発は地震に耐え切れない
福島第一原発事故の直接的原因は地震です。東電や政府は福島第一原発の事故を津波のせいにしようとしていましたが津波の前に地震の段階で電源喪失はすでに起こっていたことを認めました。3月11日の福島の地震は日本全国、いつでも起こるレベルの地震です。原発が地震で不具合を起こすような繊細な機械である以上、3つのプレートがせめぎ合う地球上でたった一箇所のこの島国で原子力の安全利用は不可能です。立地条件として日本は最悪の場所なのです。

⑨原発事故の責任は誰も取らない
原発から撒き散らされた放射性物質は誰の物でもないそうです。東電はそう主張し、国はその主張を認めました。この国では原発事故の責任は誰も取りません。誰も責任を取らない以上、原発は運営できないはずです。責任者なき原子力など危なっかしくて到底容認できるものではありません。

◇以上の理由から原発はいらないと考えます。




Posted by 福島とつながる沖縄デモ実行委員会 at 13:15│Comments(0)
 
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